2026.06.11

今回ご紹介するのは、滋賀県内の戸建て住宅にて実施した、外壁シーリング(コーキング)の打ち替え工事です。
外壁のシーリング材は、建物の防水性・気密性を支える重要な部材です。
しかし、紫外線・雨水・温度変化などの影響を受けながら屋外に露出しているため、一般的に施工後10年前後を目安に劣化が進行します。
今回のお宅でも、目地部のシーリング材にひび割れや痩せ(ボリューム減少)が見られ、防水機能の低下が懸念される状態でした。
大津市を拠点に近畿全域で施工実績を積む「後藤シール」が、丁寧な施工プロセスと確かな技術で打ち替えを完了いたしました。
「シーリングって、外壁の隙間を埋めているだけでは?」と思われる方も多いですが、その役割はそれだけにとどまりません。
外壁シーリングには、建物を守るうえで欠かせない3つの機能があります。
① 防水・止水機能
外壁パネルとパネルの継ぎ目、あるいはサッシ(窓枠)と外壁の接合部には、構造上どうしても隙間が生じます。
シーリング材はその隙間を埋め、雨水や湿気が壁の内部に浸入するのを防ぐバリアとして機能します。
シーリングが劣化してひび割れや剥離が起きると、そこから雨水が浸入し、下地材や構造体の腐食・雨漏りへと発展するリスクがあります。
② 伸縮吸収(ムーブメント)機能
外壁材は、気温や湿度の変化により膨張・収縮を繰り返します。
シーリング材はゴム状の弾力性を持つため、その動きを柔軟に吸収し、外壁材が割れたり変形したりするのを防いでいます。
地震時の揺れに対するクッション材としても機能しており、建物全体の耐久性に貢献しています。
③ 美観の維持
外壁の目地部分は建物の外観を大きく左右します。
シーリング材が黒ずんでいたり、ひびが入っていたりすると、建物全体が古びて見えてしまいます。
新しいシーリングに打ち替えることで、清潔感のある外観を取り戻すことができます。
既存シーリング撤去からプライマー塗布まで
シーリング打ち替え工事の品質は、下地処理の丁寧さで決まります。
以下に、今回の工事で実施した主な施工プロセスをご説明します。
【STEP 1】養生(マスキングテープ貼り付け)
施工開始にあたり、まず目地の両側にマスキングテープ(養生テープ)を貼り、シーリング材が外壁面や窓枠に付着しないよう保護します。
今回の現場では、タイル調サイディング外壁の目地部分および窓上のサッシ周りを中心に養生を実施しました。
養生の精度が、最終的な仕上がりラインの美しさに直結するため、手を抜かず丁寧に行います。
【STEP 2】既存シーリングの撤去
カッターナイフ等の専用工具を使い、古いシーリング材を目地から丁寧に切り取って撤去します。
この撤去作業を「増し打ち(古いシーリングの上から新しいシーリングを重ねる方法)」ではなく「完全撤去」で行うのが、後藤シールの施工スタンダードです。
増し打ちは工期・コストが抑えられる一方、新旧シーリング材の間に接着不良が起きやすく、耐久性の面で不安が残ります。
完全撤去することで、新しいシーリング材が下地にしっかりと密着し、長期にわたって防水性能を発揮できます。
【STEP 3】目地底・下地の清掃と確認
撤去後は、目地内部に残った旧シーリングのカスや汚れをきれいに取り除きます。
目地の深さや幅、ハットジョイナー(目地底のバックアップ部材)の状態を確認し、新しいシーリング材が正しく充填できる環境を整えます。
【STEP 4】プライマー塗布
新しいシーリング材を充填する前に、目地の両面にプライマー(下塗り剤)を均一に塗布します。
プライマーはシーリング材と下地材の接着力を高める役割を担っており、この工程を省略・手抜きすると、施工後に剥離が起きる原因となります。
プライマーが乾燥するまで適切な時間をおき、密着性を確保してから次の工程へ進みます。
【STEP 5】シーリング材の充填・均し
プライマーの乾燥を確認したのち、専用のコーキングガンを使ってシーリング材を目地へ充填します。
充填後はヘラで押さえながら表面を均し、気泡が残らないよう仕上げます。
養生テープはシーリング材が硬化する前に、丁寧に剥がして完了です。
施工後の仕上がりと防水性能の向上
施工完了後の外壁は、目地部分が新しいシーリング材で均一に充填され、清潔感のある仕上がりになりました。
サッシ周りの止水処理も適切に施されており、雨水の浸入経路となりうる隙間はしっかりと塞がれた状態です。
今回使用したシーリング材は、外壁の伸縮への追従性に優れた変成シリコン系です。
紫外線劣化にも比較的強く、外壁の塗り替えと組み合わせることで、より長期間の防水性能維持が期待できる製品です。
外壁シーリングの耐用年数は、使用するシーリング材の種類・施工環境・建物の立地条件によって異なりますが、変成シリコン系を適切に施工した場合、一般的に10〜15年程度の耐久性が見込まれます。
定期的なメンテナンスを行うことで、大規模な補修工事へ発展するリスクを大幅に抑えることができます。
外壁シーリング工事をご検討中の方へ
「外壁のどこを見れば劣化しているかわかる?」とよく質問をいただきます。
チェックのポイントは主に3つです。
・目地部分のシーリング材にひびや亀裂が入っている
・シーリング材が外壁から浮いていたり、剥離している部分がある
・シーリング材の中が見えるほど痩せていたり、ハットジョイナー(青い下地部分)が露出している
これらのいずれかが当てはまる場合は、打ち替えの目安時期に差し掛かっている可能性があります。
「まだ雨漏りはしていないから大丈夫」と判断されがちですが、シーリングが劣化した状態のまま放置すると、雨水が壁内部に浸透し、気づいた時には下地材や断熱材まで傷んでいるケースも少なくありません。
大規模な工事へと発展してしまう前に、早めのメンテナンスをおすすめします。
後藤シールが選ばれる理由
後藤シールは、大津市を拠点に滋賀県を中心とした近畿全域でコーキング・シーリング工事を専門的に手がけてきた、創業13年以上の専門業者です。
1級防水施工技能士の国家資格を保有しており、外壁から水回り、防水工事まで幅広い施工に対応しています。
大切なのは、目先の施工コストを下げることではなく、長く効果が続く確かな施工を行うことだと考えています。
そのため、手間はかかっても「増し打ち」ではなく「完全撤去での打ち替え」を基本とし、プライマー塗布から養生・充填・仕上げまで、工程ひとつひとつを丁寧に行うことを徹底しています。
「業者に頼んだことがなく、どこに相談すればいいかわからない」という方も、どうぞお気軽にご連絡ください。
現地の状況を確認したうえで、適切なご提案をいたします。
対応エリアは滋賀県大津市を中心に、草津市・守山市・彦根市など滋賀県全域、および京都・大阪をはじめとする近畿圏全域です。
外壁補修・外壁シーリング打ち替えのことなら、大津市の後藤シールにお任せください。